top of page
  • 執筆者の写真Mayumi Matsunaga

「見られることを意識した生活」


先日、ある雑誌社の編集者とカメラマンの話を聞く機会があったのですが、


一つのカットを決めるまでに裏でこんなにやってたのね!という感じでした。


事前打ち合わせ、コンテを描く、

小物を買い集める、

文字が入ることを想定したアングル決め、

美しく見せるために家具を1㎝単位で動かす、

小物の組み合わせは2の手、3の手まで考える、

撮ったらモニターで即確認、再撮影、

時には合成、夕景は時間との勝負…。



いつも何気なくパラパラ~とめくっていたページですが、

しっかり読み込むようになりました。


写真も様々な視点で分析してみると、面白い発見があって勉強になります。


特に、空間の中での小物やアートの存在。


インテリア写真の中に小物やアートがなかったら、

なんともつまらない写真になるそうです。たしかにね。



カメラの目と人間の目は違う、ということで、

現実的に人間の目で見る空間は写真とは違います。


小物やアートが多少なくても、実際は良い空間かもしれませんが、

やっぱり小物やアートがある空間って、その部屋に住む人の個性が伝わってきます。


そして良い意味での生活感が伝わります。

人が住んでますので、ひとけ、ってやつですね。



インテリア雑誌の撮影の場合は、小物やアート、グリーンなど2トントラックを

2台分くらい持っていくこともあるそうです。

それで撮影用にセッティングして、また持ち帰る。


しかし、海外の部屋を取材する時はほぼそのままで撮れることがほとんどなんですって。

これは驚きですね。


海外の方は普段から部屋を人に見せることを意識して生活しているから、と仰ってました。


たしかに、私もアメリカに住んでいたころは、突然友達の家に遊びにいっても

「どうぞ~」って感じで、なんなら全部の部屋をルームツアーしてくれてました。


その感じが大好きになって、今は私の自宅も全部解放して「どこでも見て~」と、

いつだれが訪ねてきても大丈夫な状態を保つことは意識してやってます。


(といってもリノベーションしてワンルームにしてますので、

必然的に全部見えちゃうのですけどね(笑))



これは大きなポイントだと思います。


「インテリアを素敵にしたい」


一番の近道はこのことかもしれません。



「見られることを意識する」。



ファッションもそうですよね。見られることを意識すれば色々と考えるようになります。



そのヒントとしてインテリア雑誌ってお手本になる写真がお宝のように詰まってます。

一冊買ってみて、もしくはずっと前に買った雑誌でも良いでしょう。


改めてじっくり読んでみて、お手本になるインテリアを探してみてはいかがでしょう。

エアコンの効いた涼しいお部屋でね。


そうするとスマホじゃなくて「本を読むコーナー」とか素敵に作りたくなっちゃいませんか?


「スマホをするコーナー」より「本を読むコーナー」の方が

オシャレなスペースが作れそうな気がしませんか?


インテリア雑誌ではそういうコーナーがたくさん見つかると思いますよ。



猛暑がつづきます。氷の入ったドリンクばかり飲んでたら

お腹の調子が悪くなってしまいました。

冷たいものを飲んだら、暖かいものも飲むように心がけてます。


皆さまそれぞれの暑さ対策があると思いますが、あの手この手で残暑乗り切りましょうね。


どうぞ良い休暇をお過ごしください。


*写真は福岡のプロポスタさんでの1ショット。


ミラノサローネのトレンドレポート会の後で一杯頂きました。

シュワシュワ感が伝わりますか?

グラスの影も素敵だったので意識して撮ってみました♪


Comments


bottom of page