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執筆者の写真Mayumi Matsunaga

インテリアが作る、ゲストだけでなく「自分自身も長居したくなる家」

2025年が始まりました。

いつもブログをお読みくださり、ありがとうございます。


本年も、皆さまの日々を少しでも豊かにするインテリアのヒントやコラムをお届けしていきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。


さて、今年は少し長めの年末年始休暇をいただきました。

クリスマスが終わった直後から約2週間。

茨城の実家で家族とゆっくり過ごしたり、横浜の友人宅に泊まったり、インテリアコーディネーターの友人とランチミーティングをしたり、東京のお客様と青山のショップを巡ったり、


休暇の間もインテリアに触れる時間が多く、改めてこの仕事が生活そのものと密接に繋がっていると実感しました。


今回のブログでは、横浜の友人宅で感じた「暖かさ」と「居心地の良さ」についてお話ししたいと思います。



横浜の「ただいま」と言いたくなる家


友人の家は横浜・汐見台の高台にあるマンション。

上階の角部屋で、2面の大きな窓からは、夕暮れ時にはオレンジ色の空が広がり、ルーフバルコニーの向こうにはランドマークタワーもちらりと見える、眺めの良い部屋です。


リノベーションで一部屋分の仕切り壁を取り払っているので、広々としたリビングダイニング。家具の配置にも余裕が感じられます。


眺めの良さや、家具配置の余裕、こういった要素も「居心地の良さ」の理由ではありますが、私が一番「暖かさ」「居心地の良さ」を感じたのは、「照明の使い方」でした。



暖かさを演出する照明の工夫


例えば:

  • ダイニングテーブルの上には、小ぶりなペンダントランプが3つ並び、食事の場を穏やかに照らしている。

  • ソファ周りには低い場所に間接照明が配置され、くつろぎの空間を包み込むような柔らかな光で演出。

  • 窓際にはデザイナーもののフロアランプ、サイドボードの上にはオブジェ型のランプがあり、それぞれが空間に安心感と個性を表現。

  • 壁に掛けられたアートにはスポットライトが当たり、まるでギャラリーのような特別感を演出。


こうした複数の照明の配置により、空間に陰影ができ、部屋全体がほんわかした光で包まれ、12月の寒い冬でも心まで温かくなるような空間になっていたのです。




家への愛情が作る居心地の良さ


そして、この暖かさは照明だけでなく、友人夫妻が家に注いでいる「愛情」によるところも大きいのではないか、と感じました。


例えば:

  • 壁の一部をセルフペイントして、自分たちらしい色合いを加えている。

  • 旅先で見つけたスケッチ画を額装して飾るなど、思い出をインテリアに取り入れている。

  • ダイニングチェアの張り地を、ご主人が自分で張り替えている。

  • ゲストを迎える際のテーブルセッティングが、いつも素敵。

  • 廊下が寒くないように、オイルヒーターをさりげなく置いている。


こうした工夫と心遣いが、訪れる人を温かく迎え入れてくれる居心地の良さに繋がっていたのです。



私もこんな家を目指したい


この友人宅での2泊は、「大切な人を心地良く迎える空間」を考える良いきっかけになりました。


我が家も、もし、もう少し広い家(ワンルームではなくてゲストルームがある家)に住むことがあれば、好きな友人だけを招待する“オーベルジュ風”の家にしてみたいな、と密かに夢見ています。(料理はテイクアウトになりそうですが(笑))



インテリアが作る「自分自身も長居したくなる家」


皆さまのお家も、ゲストだけではなくて、「自分自身も長居したくなる」場所になれば素敵ですよね。インテリアには、そんな空間を実現させる力があります。


今年も、インテリアを通じて心も家も、温かく居心地良くなるアイデアをお届けしていきたいと思います。



本年もどうぞよろしくお願いいたします。



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