手描きパースのこと
- Mayumi Matsunaga

- 7月29日
- 読了時間: 3分
そろそろ3Dソフトを導入しなきゃな…と思いつつ、気づけばもう数年。
実は、手描きが好きなんです。
私がインテリアスクールに通っていたのは、20年以上前。
まだ図面もすべて手描きで習っていた時代です。
そのときに出会ったのが「パース」という技法。
特別絵が得意というわけではないのですが、なぜかこのパースだけはとても楽しくて、
夢中になりました。
パースとは、空間を立体的に見せるための描き方。
グリッドを使って、消点を決めて、そこに向かって線を引く。
つまり、描き方さえ覚えれば、誰にでも描けるものです。
でも、「上手に見えるかどうか」は、曲線のきれいさや、描き足すアイテムのセンス次第。
私はよく、ダイニングテーブルの上にワイングラスと料理の乗ったお皿を描いています。(単に、自分が飲みたいだけなんですけど(笑))
そして壁にはアートを掛けます。
すると、不思議とパースが「上手く」見えるんです。

結局、インテリアの最終イメージが頭の中にしっかりあってこそ、パースは描けるもの。
逆に、それがあれば多少線がガタガタでも、「雰囲気」や「伝えたいこと」はしっかり伝わります。
描きながら、「ここの壁には何もないから、アートを掛けようかな」とか、
「棚がスカスカになりそうだから、小物を足そう」とか、
実際にインテリアを考えながら手を動かすこともあります。
時間はかかるけれど、その間ずっと、お客様のことや暮らしを想像しています。
どんな毎日を過ごされるんだろう、どんな会話が生まれるんだろう…なんて。
ちょっと片思いみたいな気持ちで(笑)
もちろん、コーディネートには2Dの図面上のレイアウトも大切。
でも、お客様にとってわかりやすいのは、やっぱり立体的に見えるパースなんですよね。
すべての案件に描いているわけではありませんが、リノベで壁を動かすときや、新居をまだ見られないときなどには、できる限り描くようにしています。
とはいえ、最近は操作が簡単な3Dソフトもたくさんありますし、そろそろ私も3Dに本格的にチャレンジしたいなと思っています。
修正もできるし、角度を変えて見られるし、お客様の前でくるくる動かせたり、ウォークスルーしたり——きっと楽しいですよね。
というか、もはや3Dは必須ですね(笑)

ちなみに…「手描きのパース、すごく喜ばれるでしょ?」とよく言われますが、
実は…こちらが期待したほどではなかったりします(苦笑)
むしろ、打ち合わせ中に図面の端っこや裏紙にささっと描いた即席パースの方が、
すごく感動していただけたりします。
これは、訓練のたまものです(笑)
私の手描きパースが欲しい方も、そうでない方も!
「アートを掛けたい」「ワイングラスが似合う部屋にしたい」と思った方^^
マンションリノベをご検討中の方、新居にお引越し予定のある方は
ぜひお気軽にご相談ください。
無料相談はオンラインでお気軽に承っております。
p.s.
気づけば、4か月もブログを書いていなかったのに…
いきなりの連投、失礼いたします^^;;
これからはインスタグラムの記事とも連動させて、軽めの記事やしっかりめの記事、
いろいろ織り交ぜてアップしていく予定です。
コラムのように、気楽に楽しんでいただけたら嬉しいです。
コメントも大歓迎です!

今日も事務所からの夕焼けが綺麗です。
明日も良い日になりますように。。。




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