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手描きパースのこと

そろそろ3Dソフトを導入しなきゃな…と思いつつ、気づけばもう数年。


実は、手描きが好きなんです。


私がインテリアスクールに通っていたのは、20年以上前。

まだ図面もすべて手描きで習っていた時代です。


そのときに出会ったのが「パース」という技法。


特別絵が得意というわけではないのですが、なぜかこのパースだけはとても楽しくて、

夢中になりました。


パースとは、空間を立体的に見せるための描き方。

グリッドを使って、消点を決めて、そこに向かって線を引く。


つまり、描き方さえ覚えれば、誰にでも描けるものです。


でも、「上手に見えるかどうか」は、曲線のきれいさや、描き足すアイテムのセンス次第。



私はよく、ダイニングテーブルの上にワイングラスと料理の乗ったお皿を描いています。(単に、自分が飲みたいだけなんですけど(笑))


そして壁にはアートを掛けます。


すると、不思議とパースが「上手く」見えるんです。



マンションフルリノベの案件。キッチンの上を吊り戸にするか、オープン棚にするか迷われてましたが、これを見てオープン棚にすると決めてくださいました。
マンションフルリノベの案件。キッチンの上を吊り戸にするか、オープン棚にするか迷われてましたが、これを見てオープン棚にすると決めてくださいました。


結局、インテリアの最終イメージが頭の中にしっかりあってこそ、パースは描けるもの。

逆に、それがあれば多少線がガタガタでも、「雰囲気」や「伝えたいこと」はしっかり伝わります。


描きながら、「ここの壁には何もないから、アートを掛けようかな」とか、

「棚がスカスカになりそうだから、小物を足そう」とか、

実際にインテリアを考えながら手を動かすこともあります。



時間はかかるけれど、その間ずっと、お客様のことや暮らしを想像しています。


どんな毎日を過ごされるんだろう、どんな会話が生まれるんだろう…なんて。

ちょっと片思いみたいな気持ちで(笑)


もちろん、コーディネートには2Dの図面上のレイアウトも大切。

でも、お客様にとってわかりやすいのは、やっぱり立体的に見えるパースなんですよね。



すべての案件に描いているわけではありませんが、リノベで壁を動かすときや、新居をまだ見られないときなどには、できる限り描くようにしています。


とはいえ、最近は操作が簡単な3Dソフトもたくさんありますし、そろそろ私も3Dに本格的にチャレンジしたいなと思っています。


修正もできるし、角度を変えて見られるし、お客様の前でくるくる動かせたり、ウォークスルーしたり——きっと楽しいですよね。


というか、もはや3Dは必須ですね(笑)


ベッドルームのどこに照明を置くと良いか、が分かるようなパースにしました。ベッドと奥のデスクの間に置いてあるのはIKEA IKEAのカラックスです。その中にはアンビエンテックのターンを置いてもらいます。
ベッドルームのどこに照明を置くと良いか、が分かるようなパースにしました。ベッドと奥のデスクの間に置いてあるのはIKEA IKEAのカラックスです。その中にはアンビエンテックのターンを置いてもらいます。

ちなみに…「手描きのパース、すごく喜ばれるでしょ?」とよく言われますが、

実は…こちらが期待したほどではなかったりします(苦笑)


むしろ、打ち合わせ中に図面の端っこや裏紙にささっと描いた即席パースの方が、

すごく感動していただけたりします。


これは、訓練のたまものです(笑)



私の手描きパースが欲しい方も、そうでない方も!

「アートを掛けたい」「ワイングラスが似合う部屋にしたい」と思った方^^


マンションリノベをご検討中の方、新居にお引越し予定のある方は

ぜひお気軽にご相談ください。


無料相談はオンラインでお気軽に承っております。


p.s.

気づけば、4か月もブログを書いていなかったのに…

いきなりの連投、失礼いたします^^;;


これからはインスタグラムの記事とも連動させて、軽めの記事やしっかりめの記事、

いろいろ織り交ぜてアップしていく予定です。

コラムのように、気楽に楽しんでいただけたら嬉しいです。

コメントも大歓迎です!


ree

今日も事務所からの夕焼けが綺麗です。

明日も良い日になりますように。。。





 

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